アジカンとアーモンド入りチョコレートのワルツと

 アジカンのソルファ(2004年の方)を中古で買ってきて、帰宅後Twitter眺めてたら、どうやら今日明日アジカンが神戸でライブをやるらしい、しかもまだチケット残ってるらしいと知る。ダッシュでチケット買ってきました。アジカン、一度は観ておきたいとずっと思っていたし、ここで行かなきゃ何のための節約だ! というわけで買ってきたソルファ(2004年)を聴いて明日はアジカンのライブに向かいます。ソルファ(2016年)は来年聴こうと思っております。とりあえずライブが楽しみです。

 ソルファ(2004年)を聴き返しながら、思っていたより今の趣味に合うなぁとか思ったり。「ループ&ループ」とか最高ですね。でも2004年の方ではこの曲のボーナストラック感が拭えないので、曲順変わった2016年の方も聴きたい。


ASIAN KUNG-FU GENERATION 『ループ&ループ』

 

 

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 森絵都の「アーモンド入りチョコレートのワルツ」を読みました。

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

 

  森絵都は小学生の頃に「カラフル」を読んで以来好きな作家の一人です。とか言って他の作品そんなに知らないんですけど。

 3つの短編が収録された本作、少年少女が主役の物語はわりかし気に入るタイプの俺ですが、これはとりわけ好きな部類の雰囲気でした。まだ青春と呼ぶには覚束ない日々を過ごす男女を柔らかく、丁寧な筆致で描いています。少年少女たちの、端から見れば些細な出来事や小さな感情の揺れも、当の本人にとってその一つ一つが笑ってられない大事であることを森絵都は完璧に理解して、それを彼ら彼女らの生きる世界まるごと肯定しているのです。色んな事が起きて、少年少女は少しだけ、だけど確かに、おとなに一歩近づいている。読み終わった時には木漏れ日の暖かさが心に染み込んでいくような気分になりました。特に好きなのは2つめの「彼女のアリア」。読み終わってからほうとため息をつきたくなる物語でした。漫画や短編アニメになったりしないかなーなんて思った。

 3つの物語にはピアノが共通して出てくるのだけど、3つめの物語のキーパーソンが「ピアノを弾かない」という選択をするのが、すごく良いなと思う。楽器が出てきたらだいたいそれを弾くことで人物の心情を語らせようとするものじゃないですか、そこで「楽器を弾かない」ことが、逆にその人物のことをより物語っているという面白い描き方をしていて、こりゃ上手いなと。

 それにしても自分の好みは本当にジュブナイル・ハイティーン向けの小説ど真ん中みたいなところがあって、本作を読んでるときも(自分の精神年齢は未だに十代なんかもなぁ)と考えたりしたのでした。

 

 そこでたまには違った小説も手にとってみようと思い、宮部みゆきの「火車」を中古で購入。すぐには読まなくても、積んどけばそのうち読むでしょう(一緒に買ってきた片山憲太郎「紅」を先に読もうとしながら)。

 終わり。

雑記(2016/12/21)

 あと10日でCDJですか……実感湧かねえ……そしてCDJということはもう年が変わるということですよ……全然実感湧かねえ……。年を越す前に部屋の掃除もしなければならない、レポートのことを考えねばならない、ていうか就活、卒論、ああああ、とりあえず音楽聴こ。今はキャプテンストライダムの『108DREAMS』が非常に気に入ってます。それとヒトリエの『IKI』、来年以降に聴こうと思ってたら友人が貸してくれた。「リトルクライベイビー」、悪くないと思う。CDJでも是非観たいですヒトリエ


ヒトリエ 『リトルクライベイビー』MV / HITORIE – Little Cry Baby

 

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 新しく靴を買ったら霜焼けがすっかり良くなって、今までどんだけ薄い靴履いてたんだよ、と。それしか履いてない間はそれが薄いなんて分からないもの。

 『人喰いの大鷲トリコ』をぼちぼちやっているんですけど、すこーし時間を空けてから再開するとトリコがより可愛く見えるので、そういう点からもじっくりやりたい。しかし一度始めるとトリコが可愛くてやめ時が分からず、ついやりすぎてしまいます。あと、(詰んだこれ)と思いながら探索を続けていると、(なんで気づかなかったんだ……)と思うような進み方がぽろっと出てくるこのバランス感覚が癖になる。難しいんだけど楽しい。

 

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 ラノベ読みました。

  ライトノベル全般において、とりあえず一冊あるいは二冊の中ですっきり終わらせてくれ、と俺は思う。さっぱりすっきり終わってる方がその続きを想像したくなるんですよ。「とある飛空士への追憶」とか。そういう作品の方が、続編や外伝が出た時に読みたくなるんだよな俺は、という自分勝手な思いがライトノベルにはずっとあります。「ソードアート・オンライン」も、アインクラッド編の最後がキリトがアスナを探しに病室を出る描写っていうのが良いんですよ、(ああ彼らはこれからどうなるんだろう!)と思えるじゃないですか。最後にアスナが囚われの身であることを書いちゃったら、もうそれは「ふーんアスナ助けに行くのね」としか想像できないじゃないですか。つまり想像の余地をくれ。そういうことです。こんなこと考えるならもう一般文芸読みなよって話なんだけど、それでもラノベをついつい手に取ってしまうのはこういう世界が好きだからなんでしょうね……。

 で、今作の感想。あらすじをちょっと見て、言語の話!面白そう!と買ったのだけど、途中で言語の話が立ち消えになってただの異世界魔法モノへ成り下がってしまったのが非常に悲しかった。それは続きの巻で掘り下げるのかもしれないけど、続きが読みたくなるかと言えばそうでもなく。

 異世界魔法モノ自体は好きなんですよ。世界の危機とか、お城の中で敵に立ち向ったりとか。想像するとそれなりにワクワクするんだけど、既視感は拭えなかった(具体的にはハリー・ポッターとかサークル・オブ・マジックがチラついて仕方なかった)し、「お互い文字は読めないけど会話は不自由なくできる」という設定が活かされてないのがなんとも微妙。

 全然面白くなかったというよりは、期待しすぎたせいで肩透かし食らったような感じでした。

 

 一冊二冊で終わっているもの、またはたくさん続いてるけど一冊ずつ完結していたりすっきりまとまっているライトノベルを探しております。

 終わり。

ヤマのように見える…

 『人喰いの大鷲トリコ』を買いましたー。『フィリスのアトリエ』とも迷ったけど、せっかくPS4だし今回は綺麗な映像も楽しもう、ということでこっちを。

  別に通常盤でも良かったけどお店に初回盤しかなかったのでそれを購入。さっそく始めたのですが、ちょっと難しそう。でもトリコの様子や入ってくる台詞に注意していたらなんとかなるレベルなので、全然できない、お手上げってことにはならずに済みそう。楽しいです。トリコがかわいい。マップ欲しいけど、あったらかなり簡単になっちゃいそうだなとも思うので、丁度良い塩梅かもです。ただ自分自身難易度低めのゲームばっかりやってきたので、このレベルで音を上げてもおかしくはねえな…と思うのが不安。でもトリコかわいいので頑張ります。カメラの動きはちょっと微妙。

 アトリエもやりたいけど、来月にはキングダムハーツの新作が出るようだし、トリコもそんなにすぐにクリアできそうなゲームでもなさそうだし、やるにしてもだいぶ先になってしまいそうだ。

 

 それとキャプテンストライダムの『108DREAMS』を中古で入手。

108DREAMS

108DREAMS

 

  買ったのは「マウンテン・ア・ゴーゴー・ツー」が収録されてたから、くらいの理由なんですけど、一聴した感じ結構良さ気なアルバムです。キャッチーでポップなだけでなく、歌謡曲チックなところもあり、フジファブリックの『FAB FOX』的な変態さを感じたり。「マウンテン・ア・ゴーゴー・ツー」の中毒性が半端ないです……NARUTOのEDで聴いた時は(なんだこの変な曲)と思いながら後日お風呂で歌ってた気がする。ヤマのように見える…ヤマのように見える…ヤマのように見える…

 おわり。