雑記(2016/12/15)
イヤホンがまたダメになった。半年使ってないのに……。新しいのを買わなくてはいけません。はぁ。
昨日書いた通りceroの『Obscure Ride』を聴いてみました。去年聴いた時は(なんだこの退屈なアルバム)と内心思っていたので、2015年の年間ベストで軒並み上位なことに(わけわかめ)とばかり思っていましたが、今日聴いた時はわりと楽しめた。音に退屈すぎない余白があって、奥行きも感じられて、少しアダルティな面も見えたような。随分お洒落っすね。ブラックミュージックがなんとか、という話は未だによく分かんないけど、まあそこはブラックミュージックと呼ばれるものを聴かないと分かるわけないですね。興味湧いたらそういうのも聴いてみよ(まだそこまでの興味はない)。
話はがらりと変わりまして。響け!ユーフォニアム2の11話を見ました。高坂麗奈…。(ほんとにめんどくさい子だこいつ)と思ったけど、正直こういうキャラをアニメで見るのすごく好きなんですよね…。人にあたったり自分から傷つきに行ったり、他人との距離感取るの下手かお前みたいなところ、(あ~~~~~お前は~~~~~~)と思うのだけど、そこにはアニメキャラにはなかなかない人間臭さをひしひしと感じるんですね。ただ「リアル」とか、「こういうのいそう」とはまた違っていて。正直これに関してはもっと考えてしっかりと言葉にしたいなと思うので、今は「人間臭さ」ということにしておきます。もしかするとそれは「(逆に)アニメ的すぎる」のかもしれませんが、とにかく俺はそういうものを感じられるキャラクターが好きなんだなと、高坂麗奈を見ていると思います。とは言え俺もこんなめんどくさい見方ばっかりしてるわけじゃなくて、ふつーに、「属性」でそのキャラクターを説明出来得るような、まんが・アニメ的なキャラクターも好きですよ。そういう意味では夏紀先輩と優子先輩の二年生コンビがお気に入り。あの2人、揃っても別々でも良いキャラすぎる。黄前久美子は一番「作品のためのキャラクター」という感じがして、そこが逆に面白いなぁと思いながら見てる。ここもなんでそう思うのか言葉に落とし込めたらいいな。
そんなこんなで、響け!ユーフォニアム2を気に入りすぎた俺は今月発売のBlu-rayを買うことを検討中。先日ニコ生でのユーフォの特番をたまたま見ていたら欲しくなってしまいました。設定集とかキャラクターのピンナップとか、昔は(そんな特典欲しいもんなのかな)と思っていたのですが、今となっては分かる。京アニのなら是非欲しいです…。
おわり。
雑記(2016/12/14)
チャンスザラッパーが良いのはもう分かったから、あなたにとってそれはなんなの?どこを良いと思ったの?とか思うけど、貼り付けられたジャケット眺めても答えなんか分からんし。それとも、そういう自分語りちっくな話なんか興味ないって人の方が多いのか……
— よしDA (@da_usg) 2016年12月14日
こんなことをツイートした手前、Chance the Rapperを一度も聴かずにいるのは不誠実だなと思ったので、youtubeで見つけたのを聴いてみた。最近聴いた音楽の中ではGorillazに近いなぁという感触。あとはceroの『Obscure Ride』を少し思い出したり。こういう音楽を好んで聴いたりはしないんだけど、正直、思っていたより良かった。ただ言葉が分からないのは致命的だなーと。あ、今こそceroを聴き返すときか! ただceroも大した印象は残ってないので、聴いてみたら全然違ったなんてこともあり得る。
まあ今の俺はもっと好きな音楽があるかなということで、俺の中ではひとまず決着。でもこういう音楽を聴き続けてたら、所謂ロキノン系のバンドとかが「うるさいのに退屈」とか思えてきそう。
年間ベストについて。昨日書いたのでよろしくお願いします。
Twitterで検索かけると人の選んだ年間ベストがたくさん出てくるので、それを眺めさせてもらっているのだけど、タイトルやジャケットを並べたものはよく見かけるのに、それぞれに対してのコメントも書いてる人は結構少ないなぁという印象。他のツイートでなんか言ってないかなとその人のページまで見に行っても特になかったり。別にそんなの人の勝手だけど、そういう人の方が普通なのかな…と少し落ち込んでしまった。自分みたいな人が少ないのが悲しいだけなんだろうか…? いつもはこんなことで落ち込んだりはしないのだけど、どうにも最近はメンタルが少し弱まっているようです。
ただまあ、何を選んだかより、どうして選んだかの方が気になるなーとは思います。どこかで、結局人それぞれがどう思ったかじゃん! とまだ考えてる。
おわり。
2016年 年間マイベストアルバム10枚
今年の年間マイベストです。総括やら何やらは下の方で。
1.スピッツ『醒めない』
スピッツというバンドの実力を、今までも分かってはいたつもりなのですが、それ以上に強く強く実感したアルバムでした。聴くたびにワクワクするアルバムなんてなかなかない。この作品に一番ガーンとなった2016年でした。レビュー書いてるので詳しくはそちらで。
2.UNISON SQUARE GARDEN『Dr.Izzy』
UNISON SQUARE GARDENに絶対的な信頼を寄せている俺ですが、今作を聴いていよいよ(過度の期待も余計な心配も彼らには必要ないな)と悟りました。お互い殴り合うようなアンサンブルとそれをまとめ上げる斉藤さんのボーカル、このバランス感覚が今までで一番良い気がします。
3.ナードマグネット『CRAZY, STUPID, LOVE』
窓際の席から教室の中心にいる憧れの子を眺めることしかできないような、そういう情けなさをナードマグネットからは感じます。格好いいんだけど、どこか不格好。優等生にはなれやしないと自分たちも分かっていそうな、等身大ギターロックって感じが好きです。
4.GOING UNDER GROUND『Out Of Blue』
《思い出せないが 感覚は残る》という「the band」の歌い出しのフレーズが見事すぎます。色んな記憶が薄れていく中、冬の日の教室に入った時の頬の火照った感覚とか、よく行ったレンタル屋の匂いとかを不意に思い出しては(あの歌詞ってこういうことかなぁ)と考えてる。グッドなメロディで、じわりと沁みる歌詞で、時代を問わないアルバムです。
5.AL『心の中の色紙』
これも流行り廃りとは程遠い雰囲気のある作品だなと。色々と遊び心も見えるし、意外と曲調も多彩なのですが、それ以上にアルバム全体の統一感がすごいなと思います。とても自由で人間くさい。実は上半期にはあんまりハマらなくて、最近ようやく聴くようになったのだけど、これからもまだまだ聴き続けるアルバムになりそう。
6.Galileo Galilei『Sea and The Darkness』
去年の冬あたりにようやく『ALARMS』の良さに気付いて、Galileo Galileiというバンドにハマり始めたところでの"終了"のお知らせには少なからずショックを受けました。俺にとってこのアルバムは洋楽への橋渡しをしてくれるような作品だったので、これを聴くまでに俺が聴いたことのあった数少ない洋楽のアーティストである、The Smithsのカバーを彼らがyoutubeに上げてるのを知ったときは結構嬉しかった。
Galileo Galilei / The Boy With The Thorn In His Side (The Smiths Cover)
7.Dinosaur Jr.『Give A Glimpse Of What Yer Not』
重心低めの、まさしく獣の咆哮のようなギターがまじでかっこいい。それを支えるボトムスもどっしり重厚感があって、でもメロディアスな面もありキャッチーなところもありで、もうなんか無敵感。今からファンになってもいいですか?
8.スカート『CALL』
確かにロックだけど、その一言で済ませられないような柔らかい印象があって、オシャレなところもあるけど、気取った雰囲気は全くなくて。俺が今まで聴いたことのなかった音楽ですごく印象的でした。12曲で約40分というコンパクトさも魅力の一つ。さらりとも聴けるしじっくりも聴けるし、まさに魔法のような音楽。
9.BURNOUT SYNDROMES『檸檬』
彼らの音楽を聴いてかっこいいと思える間はまだ自分を若いと思っても良さそうだ、なんてことをリリースから少し時間経った今は考えてます(一音たりとも漏らすまいというミックスに時々耳が痛くなるのは内緒)。とめどなく溢れるエネルギーを、ろ過も加工もせずカタチにしたような青臭さ。背中がむず痒くなるような歌詞も、これほど懸命に歌われたら聴いてしまうよな。青春は爆発です。
10.Weezer『Weezer(White Album)』
基調はかなりシンプルなギターロックといった感触。爽やかかつ大らかなアルバムでしたが、スケールの大きさだけでなく、時折入ってくるピアノだとか、そういう細やかなところでも聞き応えがあるのが良い。実は、洋楽の新譜を買ったのはこのアルバムが人生で初めてでした。それもあってたくさん聴いた。
12月になってから急いであれこれ聴いて拵えた年間ベストに意味なんかない!!
なんて言い切ったら角が立ちそうですけど、去年の自分の年間ベストを振り返ってみるとやはりそう言いたくなるんですよね。(それ聴いてたの12月だけじゃん)みたいなベスト作ってもあとで納得いかなくなるのがオチ。もちろん去年の12月に初めて聴いたけどすげーよかったってアルバムもありましたよ。ねごとの『VISION』とか。しかし「年間」と銘打つなら、今度こそ「自分の一年」を象徴するような選出にしたかった。そういう超個人的な想いで選んだのが上の10枚であります。
最近の気分で選んだ10枚なので、順位も明日には変動するようなものですけど、スピッツの1位だけはしばらく揺るがないことでしょう。聴くたび感動したアルバムなんてこれまで何度とないですよ。これは来年もそれ以降もずっと聴いてそうな予感がする。
唯一貼ったyoutubeのリンクが全然今年の曲じゃないことに気づいたけど、まあいいか。
おわり。