CDJ1617 12/30・31感想
あけましておめでとうございますみなさん。年末年始にかけて熱を出してぼーっとしていた(年が明けると40度の高熱を出して床に伏した)俺はいまだに年越した実感が湧いておりません。
ところでわたくし29日の深夜に夜行バスに乗り込み、30日31日とCDJに行ってまいりました。
楽しかった一方で、二日間ともに結構体調悪くてしんどかった。リクライニングエリアがなければ間違いなく倒れていた、ってレベルでの参加となってしまったのが非常に残念。しかも後日インフルエンザと診断されまして、(俺はテロにでも行ってたのか…?)などと。夜行バス乗る時は何とも無かったのになぁ。
しかしフェス自体はとても快適なもので、こりゃ関東住みなら毎年行きたいなと思うレベルでした。去年レディクレに行ってところどころ不満を抱きながら帰ったのだけど、このフェスへの不満は一切なかった。何よりリクライニングエリアですよ、あれには本当に助けられました。あのエリアで横になれなかったら俺は死んでいた、比喩ではなく死んでいた。CDJで一番感動したのはあれです。二番目はUNISON SQUARE GARDENのセトリ。
体調不良のままの参戦のため、観た数はそこまで多くないのですが、せっかく行ったのでそれぞれのライブアクトの感想をメモ程度に書いておこうかなと思います。備忘録。
12/30 FRI
kz(livetune) [DJ]@ASTRO ARENA
DJっての初めて観ました。ステージングとか曲の繋ぎより、客席のきゃりーぱみゅぱみゅの曲の振りを完璧にマスターしている男性とか、音楽のノリ方がどう見てもロキノンキッズのそれとは違うオタクっぽい人とか、そっちを見てるのが面白かった…kzさんアニソンもやってるし、それ繋がりで来たんだろうなって人もちらほらおりました。ナナシスの曲をちらっと聴けたのが嬉しかったもののPPAPを流されて萎え、そそくさと退場。PPAP、ほんまに何が面白いのか分からん…。
MONGOL800@EARTH STAGE
モンパチ。大安定ですね。いやー格好いいですね。トランペットのゲストも加わり、一瞬で愉快なパーティー会場。お腹空いたのと体調の異変を感じたのとで、途中からは後ろで食事しながら聴いておりました。安定すぎて逆に語ることがない。強いて言うなら、案外惹かれるものはそんなにないかもしれない。格好いいけど。
ストレイテナー@GALAXY STAGE
音源すらまともに聴いたことなかったテナーですがめっちゃかっこよかった。これが人気なかったらやってらんねえなと思ったしちゃんと人も集まってたので良かったです。いつもこういうフェスでひなっちを見ると(想像より老けてる…!)と思ってしまう。何回見てもそう。
佐野元春 & THE COYOTE BAND@MOON STAGE
なんでか観ておこうという気になったアーティスト。最初の2曲が特に好き。ちょっと渋めのロックンロール。たぶん昔はもっとかっこよかったんでしょうね、その頃の「かっこいい」振る舞いをアップデートしないまま今に至る感じがちょっとした。でも「みんなもっと景気良くいこうよ!」という言葉にはもっともだと思いました。
その後サニーデイ・サービスを観に行ったのですがギタボの人のギターの弾き方がなんか気に入らなかったのと体調がしんどかったのとで一度休憩。20分くらい寝てGALAXYに向かうとTOTALFATがちょうど最後の曲でした。あの手のバンドは大体演奏はかっこいいけど客が苦手。
フジファブリック@GALAXY STAGE
念願叶って高校生の頃から好きなフジファブリックです。「Green Bird」でむっちゃ泣きました。新生、というにはもうかなりの時間が経った山内フジの曲で一番好きです。なんてったってメロディが泣ける。新譜買います。「若者のすべて」にも感動したし、それから「夜明けのBEAT」がかっこいい! 最後の「STAR」も素晴らしかった。関係ないけど女性ファンが多そうですね。
きのこ帝国@COSMO STAGE
入れたのは「愛のゆくえ」が終わってからで、「海と花束」「ラストデイ」「桜が咲く前に」だけがっつり聴いて出た。METROCKで見たときより歌が優しくなっていたような。いやわかんねーです。ギターの人は相変わらず顔をしかめてらっしゃった。思ったより人が入っていて意外でした。全然盛り上がらないのに、と思ったけれど、裏のKANA-BOONのせいか会場が揺れていて、あ、そういう人はそっち行ってんだな、と納得。
Cocco@GALAXY STAGE
『リップヴァンウィンクルの花嫁』でその姿を観たので、せっかくだから、と見に来たのですが、なんつーか何かが取り憑いたような立ち姿でした。目が離せない。Coccoの曲を一曲も知らなかったのが悔やまれる。多分知ってたらますます心を撃ち抜かれていたことでしょう。
BIGMAMA@GALAXY STAGE
ボーカルより隣のギターの方がタイプです。彼もっと歌えばいいのに。生意気王子様(ボーカル)、ふつーの姫様(ヴァイオリン)、それを守り闘う三人の騎士(その他)、というストーリーを勝手に作り上げながら観ていた。曲? 「Sweet Dreams」は好きです。
UNISON SQUARE GARDEN@GALAXY STAGE
アンコールとかどうすんのかなと思っていたら登場して「MCなし!アンコールなし!最後まで行きます!」と斉藤さん。潔くてかっけー。「フルカラープログラム」を聴けたのが嬉しい。勢い余ってリズム隊が走っていた気もするけど、それも含めてかっこいいと思えるから良い。混沌と熱狂の50分。この日一番バンド対自分という、一対一を意識させてくれたライブでした。どんな変な客いようと関係ないぜ。
最近シュガビタなんかやらずに終えて、シュガビタ目当ての客を大いに落胆させてやってほしいという過激なことを考えている自分ですが、今回オリオンをなぞるも桜のあともなし、シュガビタ以外シングル曲なしという攻めたセトリだったので、もしかするとシュガビタがいつもの曲ではなくなるのもそう遠くはないかもしれない。いやシュガビタ好きですよ俺。あのベースライン最高じゃないですか、イントロのドラムだけで何の曲か分かるというのもずるいし、メロディも立ってるし。だけどあれもユニゾンの数ある曲の一つでしかないし。そのうち「天国と地獄」みたいな、「あれ今日この曲やってないな」みたいな曲になるんじゃなかろうか。と、クソめんどくさいファンのどのライブに対してよりも長いシュガビタへのコメントを最後に30日編は終了。そのまま31日編へ入ります。
12/31 SAT
グループ魂@EARTH STAGE
げ、下品だ……。思ったより下品だった。一番大きなステージで行われる盛大な茶番を見せられた。いや楽しかったのでいいですけどね。演奏上手かったのがまた小憎たらしかった。
その後チャットモンチー観ようと思ったのですがあまりに人が多かったので最初の曲だけ聴いて退散。「やあっ!」という掛け声あざとすぎた。そのあとヒトリエまでブラブラしてましたが、座ってじっとしときゃよかった、と後で悔やんだ。
ヒトリエ@COSMO STAGE
集まってくる人が着ているバンTを観て嫌な予感はしたけれど、一曲目の「KOTONOHA」で反応しなかったのに「シャッタードール」でいきなり前方へダッシュ、踊りまくるという典型的なアレでなんかもうアレだった。バンド側もそれを煽るような曲ばかり。もうちょっとインテリジェンスなところを感じられるかと思っていたのだけどとんだ思い違いだったようです…。「ハグレノカラー」とか聴きたかった。シノダさんのMCはオタクって感じがして好きでした。
ラストの「センスレス・ワンダー」前にしんどくなってリクライニングエリアへ。ベボベも観れたら観ようと思っていたのですが、回復しなかったので寝てました。
NICO Touches the Walls@EARTH STAGE
3曲目あたりから観た。ニコはいいライブをしはりますな…。BPMが原曲より遅いのにかっこいいってなかなかないですよね。新曲「マシ・マシ」もいい感じでした。「天地ガエシ」といい、ニコの少しカントリーっぽいのが入ったような曲結構好きかもしれない。「Diver」もよかった。光村さんの歌声の伸びやかさよ! あと楽器隊がバカテクとは違う意味でやたら上手いっすよねぇ。
エレファントカシマシ@EARTH STAGE
一曲目すげーよかった。「ズレてる方がいい」。ちゃんと聴いたことないのだけど、エレカシの最近のアルバム買おうかな…。それから先も痺れるような、魂のこもった歌と、どっしり芯の通ったアンサンブルに打ちのめされっぱなしでした。宮本さんの破天荒っぷりは45分通して留まることを知らず。「桜の花、舞い上がる道を」前のMCの射抜く瞳、気迫がすごかった。何度も見せる頭をかきむしるような仕草に近くの女性が「かわいー」と言っていた。あ、あれがかわいいのか…。
ねごと@COSMO STAGE
「アシンメトリ」自体には実はそこまで惹かれないのだけど、今のモード自体はかなり良いなと思った。踊ると言ったらこんな感じよ、身を委ねたくなるビートじゃなきゃ踊れないよ俺は。「アシンメトリ」→「endless」の流れはキラリと光るものがありましたね。しかし思ったより男性ファンが多かった。もっとオシャレな女子とかおるんかと思っていた。そういう人はみんなサチモスですかそうですか。
忘れらんねえよ@COSMO STAGE
RADWIMPSもちょっと覗いたんですけど一曲目のイントロが鳴った時点で悲鳴みたいな歓声があがって(あ、50分ここにいたら死ぬな俺)と思い、ふつーに予定通り忘れらんねえよへ。つってこのバンドも対して知らないんですけど。そもそもカウントダウンの頃には熱でぼーっとしており、文字通りぼーっとステージを観ているばかり。「この高鳴りをなんと呼ぶ」は名曲だなぁと思います。すげーいいメロディ。「俺よ届け」も良かったし、たぶん嫌いじゃないんでしょうけど、「歌ってくれ」と言われると反射的に「ぜってーやだ」と思ってしまう俺は音源だけでいいやと思うのでした。
ザ50回転ズ@MOON STAGE
めっちゃかっこいい。音がもう段違い。ドラムとかもう一回叩くごとに裏で火薬炸裂してんじゃないかみたいな。ギターもベースもアンプに直接つないでる(?)男らしさ。もう小細工一切抜き、これがロックンロールだこの野郎文句あるやつかかってこいみたいな。ザ・パンクロックな曲もかっこよかったけれど、中盤にグッドメロディな曲があって、それが特に好みでした。
以上です。残りの時間はほぼ全部リクライニングエリアで横になってました。体調不良で色々悔いの残る参加となってしまいましたが、夜行バスでやってきてそのまま参加みたいな強行スケジュールなんか組むくらいならもう来ないかな。しかし重ね重ね言いますがフェス自体はほんと快適で居心地も良く、体調を万全なままでここに来られるなら是非リベンジしたいなと思います。
おわり。
アイマスの冬曲でプレイリスト作った。
メリークリスマスですみなさん。いかがお過ごしですか。これ読んでるってことは大概暇なんでしょうね。俺も今暇なのでこれ書いてます。お互い様ですね。
そういえばアイマスシリーズにクリスマスソングやたらあったなと思い、久しぶりに聴いてみたら大変幸せな気分になったので、クリスマスソングを含む冬曲のうち10曲を選んでプレイリストにしてみました。全部で約50分とアルバム一枚分くらい。10曲で50分て1曲1曲が割と長いですね。アイマスの曲聴いて神様みなさまハッピーになろう。
同じ曲でもアルバムごとに歌ってるキャラクターが微妙に違ってきたりするので、とりあえず俺が聴いてるやつを記しておきます。
1.メリー (天海春香 (中村繪里子), 如月千早 (今井麻美), 高槻やよい (仁後真耶子), 菊地真 (平田宏美), 星井美希 (長谷川明子) THE IDOLM@STER BEST OF 765+876=!! Vol. 03)
トゥーインクルメーリークーリースマース! 間奏のキャラクターの台詞が可愛いですね。あと「もっとあなたを好きになる」のあとの星井美希の「いーい?」はズルいですね。めぐりめぐる愛のメリーゴーランドです。2番になると突然荒ぶるベースも聴きどころ。
2.Snow Wings (M@STER VERSION) (島村卯月 (大橋彩香), 渋谷凛 (福原綾香), 本田未央 (原紗友里), 大槻唯 (山下七海), 上条春菜 (長島光那) THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 01)
お次はデレステから一曲。サビ前の盛り上がり方がとても良くて、特にCメロ~ラスサビの畳み掛けが好き。これも2番でバックの演奏が少し変則的になって楽しいです。卯月、凛、未央の3人しか聴き分けできないのがちょっとくやしい。余談ですがこのSTARLIGHT MASTERシリーズはどの曲も良いです。
3.Snow White (如月千早 (今井麻美) THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 04)
千早ソロのバラード。ほんと歌姫~って感じがします。サビの儚げなメロディが素敵。ミリオンライブの曲は知っている限りバックトラックより歌の比重が高いなというイメージ。このへんまではまだ追いかけられてたんですよ。このシリーズのどこからか、リアルタイムでは追わなくなってしまったんですけど。
4.Little Match Girl(M@STER VERSION) (如月千早 (今井麻美), 萩原雪歩 (朝倉杏美) THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -COOL & BITTER!- [Disc 2])
アイマスの曲の中でも一、二を争うレベルで好きです。16、17歳くらいの女の子がこの曲を歌っている(という設定)ことの背徳感クソヤバいです。2番サビ終わりで一度静かになってからのラスサビという展開が熱い。この曲、ダンスもめっさ好みです。”Kiss me and burn it up”のとこがとても好き。これを16、17歳くらいの女の子が踊っている(という設定)以下略。
THE iDOLM@STER PS 「Little Match Girl」 雪歩 千早 貴音 【60FPS】
5.My Wish (星井美希 (長谷川明子), 高槻やよい (仁後真耶子), 萩原雪歩 (浅倉杏美), 菊地真 (平田宏美), 水瀬伊織 (釘宮理恵),秋月律子 (若林直美) THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -LOVE & PEACE!- [Disc 2])
サビの終わる前の「あぁ、それだけが」の音の下がり方が予想外してくる感じで良き。アイマスの曲はどうしても「アイドルとしての歌」と「プロデューサーに向けての歌」というダブルミーニングになる(なってしまう)ところがあると思うのですが、「今年もまたキミといれるなら それでいいよ」という歌詞を、クリスマスも仕事してるけどプロデューサーと一緒にいるからそれでいいよ、という意味で聴くと(とってもいい子か!)となります。
6.Large Size Party (如月千早 (今井麻美), 三浦あずさ (たかはし智秋), 四条貴音 (原由実) THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -LOVE & PEACE!- [Disc 1])
ギターリフかっこよくない? UNISON SQUARE GARDENみたいじゃない?? とてもポップな感じだけど要所要所が意外とかっこいい曲。実はちゃんと聴いたの今日が初めてなんですけど、今まで聴いてこなかったことを少し後悔してます。あと千早は全然Largeじゃないよね。
7.Happy Christmas (天海春香 (中村繪里子), 如月千早 (今井麻美), 双海亜美・真美 (下田麻美), 三浦あずさ (たかはし智秋), 四条貴音 (原由実), 我那覇響 (沼倉愛美) THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -LOVE & PEACE!- [Disc 2])
「メリー」と同じご機嫌パーティーチューン。メロディから歌詞から、何処を取っても幸福感に溢れていて聴いてるこっちまでハッピーです。 天海春香と如月千早のコンビ、四条貴音と我那覇響のコンビがそれぞれ大変に好きだった自分には二人ずつ手を取り合って歌っている姿が見えます。最後のゴスペルみたいな歌、聴くたびに菊地真が歌ってるんじゃないかと思ってしまう。
8.あったかな雪 (星井美希 (長谷川明子), 高槻やよい (仁後真耶子), 双海亜美・真美 (下田麻美) THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -SWEET & SMILE!- [Disc 2])
こちらは「My Wish」に近いほっこりナンバー。「しんしん積もって白い雪 はしゃぐ子供たち 懐かしかった…」ってこのメンツはまだはしゃぐ子供たちばかりやないか(全員中学生)。
9.神様のBirthday (如月千早 (今井麻美), 萩原雪歩 (浅倉杏美), 三浦あずさ (たかはし智秋) THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -SWEET & SMILE!- [Disc 1])
アイマス冬曲縛りであればベスト3に入るくらい好き。1番Bメロの一回目は最後に下がるところを二回目は上げてくるの、ありがちなんだけどめちゃグッと来ます。あとサビの「特別だよ 誰だって」の部分のメロディが大変好みです。裏拍で入るのが気持ち良い。
10.瞳の中のシリウス (四条貴音 (原由実), 高坂海美 (上田麗奈), 徳川まつり (諏訪彩花), 宮尾美也 (桐谷蝶々) THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 10)
ラストはピアノが美しいこの曲で。そこにシンセが入ってくるのがまた良い。三拍子だということに気づいたとき謎に興奮しました。三拍子エモいっすよね。聖歌のようなサビの壮麗さが好き。
いつもより自由に書かせてもらいました。みなさんもアイマスの曲聴きましょう、そのままアイドルマスターの沼へ足突っ込んでいきましょう。そんで他にオススメの曲見つけたら教えてください。
おわり。
THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -COOL&BITTER!-
- アーティスト: ?765PRO ALLSTARS+?
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2013/11/20
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アジカンとアーモンド入りチョコレートのワルツと
アジカンのソルファ(2004年の方)を中古で買ってきて、帰宅後Twitter眺めてたら、どうやら今日明日アジカンが神戸でライブをやるらしい、しかもまだチケット残ってるらしいと知る。ダッシュでチケット買ってきました。アジカン、一度は観ておきたいとずっと思っていたし、ここで行かなきゃ何のための節約だ! というわけで買ってきたソルファ(2004年)を聴いて明日はアジカンのライブに向かいます。ソルファ(2016年)は来年聴こうと思っております。とりあえずライブが楽しみです。
ソルファ(2004年)を聴き返しながら、思っていたより今の趣味に合うなぁとか思ったり。「ループ&ループ」とか最高ですね。でも2004年の方ではこの曲のボーナストラック感が拭えないので、曲順変わった2016年の方も聴きたい。
ASIAN KUNG-FU GENERATION 『ループ&ループ』
◇
森絵都の「アーモンド入りチョコレートのワルツ」を読みました。
森絵都は小学生の頃に「カラフル」を読んで以来好きな作家の一人です。とか言って他の作品そんなに知らないんですけど。
3つの短編が収録された本作、少年少女が主役の物語はわりかし気に入るタイプの俺ですが、これはとりわけ好きな部類の雰囲気でした。まだ青春と呼ぶには覚束ない日々を過ごす男女を柔らかく、丁寧な筆致で描いています。少年少女たちの、端から見れば些細な出来事や小さな感情の揺れも、当の本人にとってその一つ一つが笑ってられない大事であることを森絵都は完璧に理解して、それを彼ら彼女らの生きる世界まるごと肯定しているのです。色んな事が起きて、少年少女は少しだけ、だけど確かに、おとなに一歩近づいている。読み終わった時には木漏れ日の暖かさが心に染み込んでいくような気分になりました。特に好きなのは2つめの「彼女のアリア」。読み終わってからほうとため息をつきたくなる物語でした。漫画や短編アニメになったりしないかなーなんて思った。
3つの物語にはピアノが共通して出てくるのだけど、3つめの物語のキーパーソンが「ピアノを弾かない」という選択をするのが、すごく良いなと思う。楽器が出てきたらだいたいそれを弾くことで人物の心情を語らせようとするものじゃないですか、そこで「楽器を弾かない」ことが、逆にその人物のことをより物語っているという面白い描き方をしていて、こりゃ上手いなと。
それにしても自分の好みは本当にジュブナイル・ハイティーン向けの小説ど真ん中みたいなところがあって、本作を読んでるときも(自分の精神年齢は未だに十代なんかもなぁ)と考えたりしたのでした。
そこでたまには違った小説も手にとってみようと思い、宮部みゆきの「火車」を中古で購入。すぐには読まなくても、積んどけばそのうち読むでしょう(一緒に買ってきた片山憲太郎の「紅」を先に読もうとしながら)。
終わり。