つかずはなれず

特別なことなんて何もないよ

『ジャニスにしやがれ!!』@心斎橋JANUS の感想

 6/16(木)、『ジャニスにしやがれ!!』というTHE CHERRY COKE$、挫・人間、ザ50回転ズのスリーマンライブに行ってまいりました。このライブのことを知った時は挫・人間しか知らなかったのですが、他の2バンドをYouTubeで聴いてみて「このスリーマンは面白いライブになるかも」と思ったので参加を決定。YouTube便利。とまあ、割と軽いノリで行くことにしたのですがしかし、そんな予想を遥かに上回るライブを観ることができました。これは書き留めておくべしと思ったのでちょっとした感想文をば。

 

 1バンド目はTHE CHERRY COKE$。ギター・ベース・ドラムに加えアコーディオンや小さい笛(名称は分からない)などを使った、割と大所帯なバンド。この小さな笛などのおかげで陽気で多国籍なサウンドになっていて、聴いていて楽しかった。全然曲知らなくてもノれるなぁなんて思って聴いていたらふと聴き覚えのあるメロディが。そしてサビを聴いて確信したのです、アニメ「GIANT KILLING」の主題歌だこれ! 自分がまだサッカー少年だった頃、特別にアニメが好きでも音楽オタクでも(今もオタクと言えるかどうかは分かんないけど)なかった頃に聴いていた曲をまさか数年ぶりに、しかもライブハウスで聴くことになるとは。なんだか運命のようなものを感じちゃったりしたのでした。彼らは一度野外で聴いてみたい。

 

 2バンド目はお目当てだった挫・人間。愛と自意識とルサンチマンに塗れたバンドだとCDで聴いた時は思ったのですが、ライブを観て思ったことは「そんな三つの単語で片付けられるバンドではない」ということでした。もはや何言ってるんだか分からない叫び、綺麗に合わせることよりも勢いで突き進むアクト、ちょっと長いけどグダらずライブに繋がるMC、下川さんの歌ってる時の手の動き、メンバーの表情、色んな意味で目が離せなかった。勢いで突き進むと言っても下手とかじゃなくて、むしろベースとか特にかっこよかったのですが、「セルアウト禅問答」のギターリフが轟音でかき鳴らされるのを聴くと、攻めていこうとする姿勢が感じられてとてもロックでパンクだなと。この曲はCDとはほんとに印象違いました。それにしてもあの魂の叫び、MCから曲からにじみ溢れ出る(主に負の)感情に名前をつけろなんて俺には無理だ。

 

 そしてトリであるザ50回転ズ。ぶっちゃけYouTubeで聴いた時は「ふつーのロック/パンクバンドだな」くらいの印象で、ウワモノが面白いTHE CERRY COKE$、カオティックな挫・人間と比べると地味かもな?と思っていたのですが、いざライブが始まるともうかっこいいのなんの。ジャキジャキのギターにどっしりしたリズム隊で次々曲を披露していくんですけど、まあなんとも勢いがすごい。挫・人間はそれぞれががむしゃらな感じだったけれど、こちらは3人が一つとなって突っ込んでくるような、息ぴったしで暑苦しい(褒めてる)感じ。おそらくはアンプにそのまま繋いだエレキギターの音がめちゃめちゃかっこよくて、跳ねまわってそれを弾くダニーも印象的だった。盛り上げ方も上手だったし、音楽もライブもすごく楽しんで演ってるのがびしばし伝わってくるアクトで、今年これまでに観たライブで一番グッと来た。

 

 そんな感じでありました。何となくで行くことを決めたライブがこんなにいいライブになるとは思わなかったのでとても嬉しい。知らないバンドでも十分楽しめるってことがよく分かったし、気になるけど対バン全然知らんしな…と思っていたライブに行ってみようと思ったのと、アーティスト知らなさすぎるからやめておこうかなと思っていたサマソニに行くのも全然ありだなと思い始めた。もちろん、今回の3バンドも機会があればまた是非観たい。

 「またこのアーティストのライブに行きたい」ではなく、「またロックのライブに行きたい」とまで思うライブはなかなか経験したことがなかったので、一夜明けた今も結構感動してます。ライブがかなりの爆音だったせいで右耳がまだちょっと変だけど。ロックンロールis最高!

 

 おわり。


ザ50回転ズ『Vinyl Change The World』MV Full Ver.