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the pillows『STROLL AND ROLL TOUR』@大阪BIGCAT 感想

ライブレポート

 the pillowsの、もう20枚目のフルアルバムとなる『STROLL AND ROLL』のツアーに行ってまいりました。the pillowsのワンマンへの参加は去年の「LOSTMAN GO TO CITY」ツアーから二回目で、アルバムリリースツアーは初めて。アルバムリリースのツアーはやはりアルバムの曲が中心のセットリストになるのですが、アルバムの曲以外に何を演るのかっていうのも一つの楽しみですね。アルバム曲と代表曲で固めてくるかなと思ったら、意外な選曲もあって嬉しいやらびっくりやら。全然聴いてなかった曲もあったのでまた家で聴こうと思いつつ、全体的に楽しい曲が多かったです。てなわけで簡単にレポ。セットリストは一番最後です。

 

 BIGCATは去年のミナミホイールで訪れて以来。ロッカーはライブハウス内に。ロッカーの面した通路がちょっと狭くて出る時が大変だった……。入場の待機列は施設内の階段なので冬でも寒くなさそうなのはいいですね。

 おそらくは定刻より少し押してメンバーが登場。サポートのベースは「LOSTMAN GO TO GITY」ツアーでも帯同していた有江さん。鈴木さんがサポートだった時のピロウズを見たことがないからかもしれませんが、有江さんも結構馴染んできたかなって感じがします。

 一曲目はアルバム同様「デブリ」。さわおさんの歌はライブの方が迫力ありますね。続けて「ロックンロールと太陽」「ROCK'N'ROLL SINNERS」を立て続けに演奏。アルバムの色にあった軽快なロックンロールで会場も少しずつ熱気を帯びていきます。「Wake up! dodo」から四曲はアルバム外からの選曲。「ターミナル・ヘヴンズ・ロック」が抜群にかっこよかった。しっとりしたベースソロから、打って変わって明るいリズムになる「Calvero」はさわおさんと眞鍋さんがギターをまっすぐに立てて構えての演奏、その横で有江さんもベースを立てようとしてたものの、慣れないのかちょっと斜めになってましたね。曲の後には苦笑いの有江さん、後のMCでさわおさんに突っ込まれてました。

 その後「ロマンティックなラブソングを3曲!」というさわおさんの台詞で披露されたのがまず「Subtropical Fantasy」。続けて「オレンジ・フィルム・ガーデン」と、かなり意外なところを突いてくる。「ウィノナ」はさわおさんの歌とギターだけで曲に入るアレンジに痺れました。

 そこからアルバム曲のゾーンに入るのですが、ここは「ブラゴダルノスト」が非常によかった。聴かせるタイプの曲ですが、目を見開いて歌うさわおさんの歌はほんとに説得力があります。

 「カッコーの巣の下で」を演り終えると、ギターを置いてハンドマイクに、そしてまさかの14年ぶりという「Come On, Ghost」。ハンドマイクのまま「I RIOT」を演った後には「ハンドマイク疲れるなおい」と言って笑いを誘うとメンバー紹介へ。「ホテルで音楽かけてヨーグルト食べながら踊ってたんだけど、鏡に映る自分の姿を見てかわいいと思った」という眞鍋さんの発言はアンコールまで散々引っ張られてました。眞鍋さんなかなか変な人だ……。

 そんなシュールなMCを終えると「About A Rock'n'Roll Band」「LITTLE BUSTERS」という定番曲で盛り上げ、「STROLL AND ROLL」「Locomotion, more! more!」とアルバム最後の流れで本編終了。「Locomotion, more! more!」はアルバム中屈指のかっこよさですが、ライブでもバチバチのロックンロールでありました。

 アンコールでは「最後に発狂しすぎた」という発言にちょっと体力や年齢を心配させられるも、前回のツアー中、初めて宮崎を訪れた時に作ったという「エターナル トレジャー」を披露し、まだまだ現役として曲を作り続ける頼もしさを見せてくれました。「Ready Steady Go!」を演って締めくくった後も鳴り止まない拍手に、ビールを片手に登場したメンバーが最後に演奏したのは「No Surrender」。「また会おう!」と再会を誓い、彼らはステージを去っていったのでした。

 

 結局長々と書いてしまいました。ファニバニもハイブリもおあずけとなったのはちょっと残念ですが、楽しいライブでありました。おわり。

 

 セットリスト

1.デブリ

2.ロックンロールと太陽

3.ROCK'N'ROLL SINNERS

4.Wake up! dodo

5.空中レジスタ

6.ターミナル・ヘヴンズ・ロック

7.Calvero

8.レディオテレグラフィー

9.Subtropical Fantasy

10.オレンジ・フィルム・ガーデン

11.ウィノナ

12.エリオットの悲劇

13.ブラゴダルノスト

14.カッコーの巣の下で

15.Come On, Ghost

16.I RIOT

17.About A Rock'n'Roll Band

18.LITTLE BUSTERS

19.STROLL AND ROLL

20.Locomotion, more! more!

En1

21.エターナル トレジャー

22.Ready Steady Go!

En2

23.No Surrender