LAST STARDUST

  2016年リリースのアルバムについては、そのうち一枚ずつ500~1000文字程度で感想を書こうと思ってはいます(思ってるだけ)。

イシュメル(初回限定盤)(DVD付)

イシュメル(初回限定盤)(DVD付)

 

  寸分の隙間もなく敷き詰められたようなメルヘン/ゴスロリの世界観は好みが分かれる所だろうけど、こんな風に世界観が一貫して見えるかどうかは「完成度」の高さを判断する一つの指標になるはず。そういう意味でこれはすごくよくできたアルバムだなと。変拍子で表情をくるくると変える「アールデコラージュ ラミラージュ」「ビジュメニア」がまさにこのアルバムを象徴してます。

 

モノクロノ・エントランス(初回生産限定盤)(DVD付)

モノクロノ・エントランス(初回生産限定盤)(DVD付)

 

   ギターが轟音で響く「劇場街」、センチメンタルな雰囲気の「モノカラー」がいい。この「モノカラー」がますます洗練されたものが次にリリースされた2ndフルアルバム『DEEPER』の「フユノ」って感じですかね。

 

RE;STORY

RE;STORY

 

  V系・メタル色の強い前半と可愛くポップな曲が並ぶ後半の接続がちょっとイマイチかな。しかしそれぞれの曲のクオリティは高いと思うし、なによりアニソン界隈のジャンルに縛られないフリーダムさには胸が熱くなる。

 

DAWN

DAWN

 

  暗い闇の中から憂いを帯びつつも澄んだ歌声が聴こえてくる、そんな印象の一枚。静かにしかし大きく揺れる感情が歌から伝わってきます。後半「LAST STARDUST」から「DAWN」にかけてのドラマチックな流れに圧倒されます。これもまた完成度の高いアルバム。

 

 今日はアニソンが多め。しかし、一口に「アニソン」と言っても非常に幅があるから面白いですね。

 おわり。