つかずはなれず

マイペースなかいわれだいこんを目指します

雑記(2017/11/15)

 最近歯医者に通っています。治療自体がイヤなのも然ることながら、何度も通っていると治療費がばかにならない。まだしばらく治療は続くし、このお金で一体何冊の本を読みいくつの曲を聴けただろうと考えてしまう。色んな意味で身体は大事にするべきだと痛感する今日このごろ。例えば歯医者なんて、辛い思いをしてさらにお金まで払わなきゃいけないとか、ほんとに意味分からない(けど虫歯を治すためには仕方ない)。

 

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 2017年のベストアルバムを考える前に、シングル、アルバム合わせてどれだけ聴いたのか集計してみたところ、お金を払った(配信、フィジカルでの購入とレンタル)ものや人に借りたものが全部で40タイトルあった。今週のユニゾンの新譜を買って、来月尾崎兄ソロアルバムを買って、それで今年はおしまいにしたい。いや、本当は米津玄師とかBase Ball Bearとか買いたいんだけど、歯医者にお金が思ったよりかかってしまっているのと、そもそも卒論書かなきゃいけないのと、卒論提出後に旅行に行ったりするのを考えると、金銭的にも時間的にもそんなに余裕はなさげ。いやでも米津玄師のアルバムを聴かずに2017年を終われるか……? 2017年のみならず、10年代の邦楽を語るなら米津玄師はマストではないだろうか。……と思ったのだけど、2017年の邦楽を語りたくてマイベスト決めてるわけじゃないしね、あくまで自分にとっての2017年だし別にいいよね、と思う部分もあり。でもやっぱこう、これだけはおさえておきたい、おさえておくべきでは、おさえておかねばというある種オタク的な部分が疼いたりもする。ていうか「ピースサイン」をフルできちんと聴きたい。こんなことで悩まずに好きなだけお金を使えるようになりたいぜ。

 話が随分飛んでしまった。ベストアルバムの話に戻ると、上の40タイトルにSpotifyで聴いたものが加わると結構な数になるが、今のところあれでしか聴いていないものは含めない予定。私の感覚ではSpotifyは「試聴」みたいなものなので、それでしか聴いていないものに「マイベスト」なんて付けちゃうのはどうなんだと。あと一ヶ月で考えが変わったら別だけど。あの手の定額サービスにお金を払い出したらまた変わってくるのだと思うけど、今のところその予定はない。

 

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 最近は秋山瑞人の『イリヤの空、UFOの夏』を読んでる。2巻までブックオフで見つけて読んで、続きが気になってAmazonでポチった。ライトノベルにおける想像力(というものが仮にあるとして)も、00年頃と最近ではだいぶ違うのだなと感じている。最近のライトノベルは特に、ライトノベルばかりを読んで育った人がそのままライトノベルを書いているような感じ。何かに似ているなと思ったら最近のJ-ROCKもそんな感じだ。少なくとも私はそんな風に認識している。

 

 

 卒論が死ぬほどめんどくさい。というかテーマについて考えるのもう飽きた。飽きるほど考え抜いたのかと言われると頷くことは出来ないけど。今は別の本を読むのが楽しい。プロ倫とか。しかし人文学はなんて楽しいんだろうと思う。役に立たないなんて言われるが、そんなこと言ったら、少々極端だが「お前が生きていることが何の役に立つんだ」という話だ。自分の生や、その受け皿たる社会というものを、そこに浮かび上がる様々な言表をどうにか理解したり、意味付けしたりするために人文学というものがあるのだ。だから「役に立たない」なんて言い方するな。せめて「お金にならない」と言え。

 服用しすぎて毒になってしまう薬を飲み続けるよりも、いつか薬になるかもしれない毒を飲み続けていたい。そんな想いを抱きながら人文学を学んでいる。出来ればもう一年早くそう思うようになっておきたかった。それはそれとして卒論は死ぬほどめんどくさい。

 おわり。

 

2017年10月のこと

 連載というものに憧れている。その月にあったことや考えたことから、あの頃聴いた音楽や最近熱中しているものにまで繋げていくような文章の連載。Twitterのライブ感もとても楽しいのだけど、一方でちょっと立ち止まって一ヶ月を振り返るような文章を書きたいなぁと思った。


 それじゃあやっちゃえ!と書き始めること自体はきっとそんなに難しくないのだけど、それを続けることができるかと言えば別問題である。このブログが完全に不定期更新になっていることからも分かる通り、思い立って行動することは苦手じゃないが大抵同じペースでは続かない。飽きっぽいのかもしれない。

 

 けれど文章を書くこと自体は嫌いじゃないし、思いついたらたったかたっと書いてしまいたいと思う。上手く次の言葉が出ないとすぐそのアイディアを投げ捨てるあたりも堪え性の無さを表しているのだが、それでも気づけばまた文章を書いているのだから、たぶん半分くらいは癖のようなものなんだと思う。
 それについて、最近読んだ恩田陸の『ブラザー・サン シスター・ムーン』という半分くらい自伝的な小説に次のような文章があってすごくしっくりきた。

 

 書くというのは癖だ。やめようにもやめられない、あんまり誉められたものではない、注意されるといっときは直るが、しばらくするとやっぱり出てきてしまう悪癖のようなものだ。

 

 恩田陸じゃないけど、自分の物書き癖もどこかこんなところがある。読み返して下手くそだなぁと思ったり、人に読まれたことをとても恥ずかしく思ったりしても、喉元すぎればなんとやら、気付いたらまた書いてしまっている。そうでなければこんなとりとめもない文章を書かない気がする。喋るのは苦手なくせに不思議な話だ。

ブラザー・サン シスター・ムーン (河出文庫)

ブラザー・サン シスター・ムーン (河出文庫)

 

 

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 連載と言えば、音楽雑誌のMUSICAを読むことが多いのだけど、それに毎月載っているディスクレビューを読むのが楽しい。レビューされるアルバムの枚数も多いし、複数人で同じものをレビューしているので色んな聴き方が分かる。そこで特に信頼しているライターがいて、立ち読みで済ませてしまう時もその人のレビューは探して全部読んでいる気がする。


 その人の何が良いって、音楽に対するセンスが近い気がするのだ。レビューしているアルバムも気になっていたり実際に買ったりしたものが多いし、そうなると知らなかったアルバムも聴いてみたいと思える。


 あとべた褒めばかりじゃないのも良い。個人的に褒めてばかりのライターはあんまり信用していないので。毎回最高傑作とか言われてもなぁと思うのと同じ感覚。つまんないものをつまんないと言う人だからこそ、「良かった」の一言が響くものだと私は思う。個人のブログだったら、べた褒めでも(この人はそういうスタンスなんだな)と思うし楽しく読むけど、音楽雑誌みたいなのでそれは(ちょっとな~、ビジネスっぽいな~)と感じてしまう。

 

 (この人のオススメするものだったら特に触れてみたい)と思える人がいるとTwitterなんかも楽しい。感想が違う時も(あ、そんな風にも見えるんだ、なるほど)と素直に受け入れられる。そういう人を常に探しております。あとクロスレビューとかもいつかしてみたい。

 

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 連載とディスクレビューの話をしたついでに個人的な「今月のアルバム」の話もちょっとだけ。今月はミニアルバム含め全部で6枚(6枚も!)買って、どれも外れなしのアルバムだったのだけど、アルバムとしての完成度の高さを特に感じたのはこれ。

20/20(トゥエンティトゥエンティ)

20/20(トゥエンティトゥエンティ)

 

 

 全11曲30分ちょっとのコンパクトさで、ダレることなく心地良い音楽に浸れるナイスなアルバムでした。特に「さよなら!さよなら!」が好きで、ストリングスががっつり取り入れられてるけどそこにいやらしさがないのがすごく素敵。バンドじゃなくソロでやってる分、アルバムを彩る楽器が様々なんですけど、それぞれが仰々しくなく、控えめながらに存在感があるというのが良かったです。

 

 

 さあこれで来月も月末に「今月のアルバム」を書くきっかけが出来た。アルバムを買わなかった月も、その月にたくさん聴いたアルバムを紹介したいなと思ってはいるのだけど、果たしてこれは連載として続いていくのだろうか。乞うご期待……いや期待はしないでおいてください。
 「今年のマイベストアルバム」も考え始めていますが、今年は順位をつけない可能性が高いです。その分それぞれの感想をきちんと書けたら良いんですけど、正直これから卒論で忙しくなる気しかしないのでそれも怪しい。
 来月も書くきっかけが出来たと言ったそばから卒論で忙しくなるとか言ってるけど、ほんとに連載として書く気あるのかなこの人。

 おわり。

田所あずさ『It's my CUE.』

 

 

 今度新譜が出るのでそのおさらいとして。1stは未聴。
 曲順がライブっぽいのが良い。60分超えてて長いし曲数も多いので、最初は途中で飽きがちだったけど、全編通して聴いたときの軽い疲労感を伴った満足感もライブのそれと思うと納得のいくものがある。序盤で盛り上げ、中盤で聴かせ、もう一度ギアをあげてフィニッシュ。アンコールは少しはっちゃけて、最後はみんな笑顔でハッピー、みたいな。「DREAM LINE」と「純真Always」がほとんど同じ曲にしか聴こえてなかったけど、それぞれライブ本編のラスト、アンコールのラストの曲と考えながら聴くとそれにも違和感がなくなる。とはいっても、ヘヴィでシリアスなサウンドが多い中でラストのこの大団円な感じには少し取ってつけたように思えるところもあって、しかしそこが似たようなサウンドで活躍しているLiSAの作品との差異になっているようにも感じる。あとはボーカルの声質の違いか。コチラのほうが線が細め。
 去年聴いた時ほど(もしかして微妙かな)とは思わなくなったけど、実は依然として自分の中での評価が定まらないアルバム。少しずつ良いと思うところが増えているので、評価が定まっていないというのも「これからも聴ける」という一つの軸になるのでは?とか言っておく。


 この点に関して少し関係ない話をすると、これがレンタルだったら多分そんなに聴かないまま、微妙なアルバムと捉えて終わってたかもしれない。そう思うとCDを買って聴くというのはやはり大事というか、自分にとって何度も聴くきっかけになりうるのだなと。ストリーミングなんかもあるけど、やっぱり私は自分が買ったCDを大切に聴きたいなと、再び思うのでした。アルバム買いすぎて追っついてない部分もあるけど……。

 

 ちなみに今作でお気に入りは「Fighter's high」。これも最初は(微妙か……?)と思っていたのに何時の間にかよく聴く曲に。激しい曲だけど勢いだけじゃない、なかなかのスルメ。

 おわり。